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あ、そうそう。大阪でもうひとつ

メイド喫茶等を巡った後、通天閣にでも行こうかと歩き出すと、たこ焼き屋があるじゃないですか
そういえば以前、インディペンデトシアター2ndの楽屋口を出て、右に真っ直ぐいった交差点の対角線側においしいたこ焼き屋があると聞いたことがあった

ギャル系メイド喫茶の横にありましたよ。噂のたこ焼き屋が

ソースのたこ焼きは結構食べたことがあったので、ポン酢系のたこ焼きを注文すると、「兄ちゃん。ポン酢はさめとったらおいしくないんや。あっためたる。」と言われ、逃がしてあったたこ焼きを鉄板で暖めなおしてくれる

昼食は済ませていたので10個もあれば満足だと思っていたら、勝手に24個満タンに詰め始めるおばちゃん。
これは……という予想とは裏腹に「300円でええわ。」との声
持ち帰ろうと思っていたけれど、おばちゃんが水を出してくれたので、軒前で食べることに
…24個。ちょっと多いな

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おばちゃんにメイド喫茶に始めて行ったことを話したら、「普通やろ、な。」「かわいそうやでー、1年半も通って電話番号ひとつ教えてもらわれへん。」
と、芸人級の鋭いトークをかまし始める。すごい。

そうこうするうちに近所の常連のおばあちゃんがやって来て、次のたこ焼きが焼けるまで一緒に歓談する流れに
大阪のある動物園にいった写真を取り出し思い出話を始めるおばあちゃん。なぜか動物園にいたという黒豚の話になり、僕とたこ焼き屋のおばちゃんは「うまそうやな。」「おいしそうですね。」などと言うが、おばあちゃんは「いやいやいや。」と鑑賞対象としての関西の黒豚についてトークを続けた

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おばあちゃんが「兄ちゃんもどや?」とビールを勧めてくださる
「昼からですか?」と聞くと、「ワシは朝からじゃ。」と切り返される。
ご馳走になりました。おいしかった

その間30分ほど。
メイド喫茶から出てくる、思い詰めたような表情のアキバ系の男性。見送りの際、甲高く甘い声を儀式として出すメイド。明らかに冷やかし&苦笑いの2人組の男性客。ビトンのバッグを持ったおそらくメイドとして働いているであろう20代前半の無表情な女性
メイド喫茶は、その特異な非日常性と日常の境界線をまたぐ感覚が面白いな

メイド喫茶横のたこ焼き屋を舞台としたワンシチュエーションコメディ、面白いんじゃないかな

そうそう。
ソースのたこ焼きが焼けたら、たこ焼き屋のおばちゃんは「ソースも美味いぞ。さっきの冷めててすまんな。」と言って、24個のたこ焼きをプレゼントしてくれた
正直満腹だったので劇場に差し入れに行くと言うと、「兄ちゃんも、食べてな。」と言われたので、2個だけ食べた
大阪のたこ焼き屋は、時にたこ焼きをプレゼントしてくれるんだ。

あれで宗教染みた占いの営業をされなければ、しょっちゅう通うのだけれど
いや、でもおばちゃんの弟さんは、石から未来が見えるそうです
うむむ。

ポンバシにお越しの際、よろしければこのメイド喫茶横のたこ焼き屋へ行かれては?

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by macaroni-2004 | 2008-03-30 14:39 | 日々の雑記  

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