巡演、ロングランまでのシステム

いわゆる小劇場演劇では、伝統的に多くの劇団が群雄割拠している
悪く言えば玉石混淆なんだけど、その中から頭角を現したカンパニーが演劇祭に参加したり、助成金を獲得するようになる
更に劇団が評価されて来ると、公共ホールorテレビ局・プロモーターからの買い取り公演実績を手にして行くのだ
手打ち興行にこだわって、テレビ局ともプロモーションだけで組むケースもあるでしょう

玉石混淆の河の中、才能が埋もれたり、書類作りが上手な団体が生き残るのは勘弁して欲しい
作品単位ではなく、劇団や制作オフィス単位でしか評価が蓄積されないのも、何とかならないかと思う




ブロードウェイのシステムでは、作品を送り出すために実に凄いシステムが成立している

1.リーディング
 セットも無い素舞台で、楽器が必要でもピアノ1台で上演、演出ほぼ無しでト書き読み担当有り
2.バッカーズオーディション
 作家が自信を持った段階で投資家向けにパフォーマンス
3.ワークショップ
 役者に最低限の演出がつき始める
4.地方トライアル、トライアウト公演
 予算規模は小さいなりに本格的な公演、ブロードウェイの常連演出家が芸術監督を務めている地方の劇場で製作したりする。上演後、観客の反応を見て作品を手直しする。この公演で高い評価を得られなければブロードウェイには行けず、ドサマワリで力尽きてしまう
5.プレビュー
 NYに乗り込んでいよいよ上演。ここまで来たら、ロングランのためのキャスティングやスタッフワークでの公演。最終段階での手直しも行うものの、ロングラン仕様の公演だ。プレビュー中でも評判が悪ければ打ち切りとなる
6.ロングラン
 晴れてロングランにかかっても、劇評が悪ければやっぱり打ち切り

最近では、ディズニーやテレビ局とタイアップした舞台も増えており、作品の出来不出来(劇評)と興行が必ずしも合致しないようです


ブロードウェイのシステムが即輸入出来るとも思えないですが、日本版トライアル公演→本公演→リバイバル公演の流れが作れないかと思う

既にテレビ局やプロモーターが買うような演目は僕がどうこう言うものではないとして、群雄割拠しているカンパニーの作品をどう練り上げるかだ

リーディング・脚本ブラッシュアップ→演出や上演時間を限ってのショーケースフェス→ショーケース型の巡演→リバイバル公演
そんなイメージだろうか

ストーリーテラーとしての活動を重視していない人はどうしよう…。うーん。脚本ブラッシュアップとか意味ないのか…。えーと…。


最近、こんな感じにグダグダ考えています
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by macaroni-2004 | 2007-10-10 06:07 | 演劇制作  

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