東京にいます

東京を出て名古屋に戻ります
現在、NEVER LOSEの『タバコトーク』がアトリエ春風舎で上演中なのです

メガトン・ロマンチッカーとの合同ワークショップで初演(ライブハウス版)を観せて頂いたのですが、その時とは趣が異なりました
元々はクラブで初演されたこの作品、ライブやお酒や異性を求めてやって来るお客様に演劇を観てもらうというとても高いハードルが設定されていました
当時、演出の片山さんはしきりに「ライブやってるぜってやつは人気者なのに、演劇はダサいみたいなのが悔しい」と言っていました

身動き一つとれない緊張感と、「あきらめない心」を痛烈なまでに抱いたPUNKな作風という印象を持っていたのですが、『タバコトーク』はいい年の劇団員が甘酸っぱい高校生を演じるという設定。主宰の谷本さんはある朝目が覚めたら、おじさんになっていたというシチュエーション
「ガラガラ」と俳優が口にすると、教室のドアが開くという下手糞(に見せた)パントマイムに代表されるように、演劇が当たり前に受入れる嘘を露出させる事で、演劇に興味の無い人達にアプローチして行くという戦術でした

今回の上演では会場は劇場
演劇の観客も視野に入れた上演で、案外ドアも見えるし、案外高校生にもみえる、演劇のフィクションを過剰にアピールをしない
すると不思議な事に、嘘に包まれた中に信じられてしまう真実が見えてくる。ドアも感じるし、校庭を歩く女子高生の姿も見えてくる。34歳の谷本さんが「オイオイおじさんだよ。」と見えず、ちょっと高校生っぽく見えてしまったのは難点か

演劇の嘘と真実の狭間を切り開いた『タバコトーク』
春風舎で明日まで
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by macaroni-2004 | 2007-06-09 23:52 | 演劇制作  

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