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文化小劇場やアクテノンの料金が2倍になっちゃうかもしれない

木曜劇場入り、金~日公演を文化小劇場で打った場合、劇場費が60万なんてー事が、早ければ来年にも起こる
アクテノンの利用料も「受益者負担」で、小練習室1区分使って3000円なんて事だって有り得る
ソースはこちら

そして、これについてのパブリックコメントを昨日まで名古屋市が募集していました
名古屋市の事業団の現場職員の1人からは、「ピンチですから1人でも多くの方の意見を。劇団さんはみんな困っちゃうでしょ。」と言われ、大橋パブリックコメントを出しました

結論から言うと、「値上げ熱烈断行すべし」とお伝えしました
それと言うのも、多くの利用者は保護するに値しない「趣味サークル」「カラオケ集団」であって、彼らの日頃の疲れを癒す私的な営みに対して、税金を投入すべきではないからです

今、名古屋という街の成熟に必要な文化・芸術を創り出している者と、そうでないものを明確に精査して、「受益者が市民であり都市」である実演家に対して、税金を投入すべきなのです
物作りの街名古屋に欠けている、サービス業の根幹を成す知の蓄積を社会に還元出来る集団というのが、ズバリ対象でしょう

○ 自主事業審査基準の透明化
・・・公開審査会の導入
○ 優れたコンテンツを生み出すためのトライアウト制の導入
・・・簡易な審査公演後のロングランや主催・減免制度の導入
○ フェスティバルディレクター・批評制度の導入
・・・一つの統一したコンセプトの下、採択団体を決定。再評価制度も必要ではないか。
○ アウトリーチプログラムの義務化
・・・アウトリーチ活動に対して積極的な集団に対してのみ自主として採択する。
近隣小・中学校でのワークショップ活動を、芸術公演や企画公演の採択団体に義務化する。ワークショップのコンテンツへの評価制度導入

これらを通過しない集団は、負担率100%で私的な営みとして公演を打って頂きたい
そこまでして始めて「受益者負担」を施行出来るわけです。広く市民を対象とした芸術祭とか言っておいて、よもやその主催者たる行政機関が自ら公共性を否定したりは出来ないでしょう

by macaroni-2004 | 2005-08-09 02:41 | 演劇制作  

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