ステージ数(平日公演)を増やすとなぜ動員が増えるか

「口コミが広がる」という効果もあるけれど、それと並ぶ大きな効果がある
それは、"コンビニはなぜ24時間経営をするのか"という問いに対する答えと同じだ



あるアンケートによると、オンライン書店の通販で自宅まで宅配してもらうのと、最寄りのコンビニで取り置きをしてもらうのと、どちらが便利かという調査をした所、「コンビニ取り置き派」の方が相当多かったといいます
一度宅配をしてもらっても、在宅していなければ後から宅配業者に連絡を入れて、時間を合わせて持ってきてもらうのを待たなくてはいけない。それなりに面倒だ
一方、自宅のすぐ近くにあるコンビニは24時間営業しており、いつでも取りに行けるお手軽感がある
ほとんどの人は深夜の時間帯には本を取りに行かないのだが、この「いつでも取りに行ける」「予定を合わせなくて良い」という感覚がウケて、昼間の売り上げを伸ばしているわけだ

ある商店が定休日に営業をしたところ、定休日以外の売り上げも増えたと言います
「予定が合わない」ではなく、「予定を合わせてくれる」ステージ設定を組む事が、観客動員増のために非常に重要な意味を持つのです

「日時指定」制度は演劇の興行スタイルとして仕方が無いので、せめてステージ数を増やしてお客様の都合に合わせられるようにしたい
「お届け便時間指定」を越えた、「コンビニ24H取り置き」スタイルを獲得する事が出来れば、それだけで利便性は凄まじく向上する


劇場費やスタッフ確保のための費用はかさむ。役者だって他の仕事を抱えていたらそれだけ個人の仕事を逃す事になるし、会社の目もある。そりゃ、なかなか平日公演を断行は出来ない
まして、2週間規模以上の公演を名古屋の小演劇界で打つ事は、かなりリスキーだ

しかし、その先にプロフェッショナルへの道は確実に拡がっている


「そうまでして観客の利便に合わせないといけないものだろうか?」という素朴な疑問もあるんだけどね


※ 口コミの広がりについては、2月の記事"音楽チャート4週目"を参照して下さい
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by macaroni-2004 | 2005-05-01 10:00 | 演劇制作  

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